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『就労支援てくてく記』

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「なぜそんなに就労支援に熱心なの!?」
就労支援に約10年を捧げてきた著者が、その面白さを語ります。

はじめにより
 就労支援が今、少なからず注目を集めているようです。
 職場適応援助者の育成・確保に関する作業部会では、障害者就労支援士検定(仮称)の資格化を目指すという提案がなされました。また令和六年度のキャリアコンサルタント登録者数は約七万人(キャリコンサーチ)。いるほか、令和三年度の就労移行支援事業所数は約三千、A型事業所は約四千、B型事業所においては約一万四千事業所となっており(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課「障害者の就労支援について」)、それに携わる支援者の数は膨大です。
 これだけ多くの人が障害者の就労支援に携わっているのにも関わらず、そうした方々の記録・手記といったものはほとんど出ていません。介護職や看護職の体験記は多く見られるのに、就労支援は少しマイナーでニッチな職種として見られているのかもしれません。
 それでも、今後法定雇用率の更なる引き上げや人材不足の影響により、障害者雇用は進んでいく中で、就労支援員は大事な役割を担うのではないかとわたしは予想しています。わたし自身、約十年にわたり就労支援の現場で働き、様々なことを経験しました。今から就労支援の仕事に就こうとしている方々に向けて、何か書けるのではないかと思ったのが執筆の動機です。
 就労支援の世界は、令和七年現在、資格がなくとも誰でもできる仕事です。しかし専門性や自らの経験がかなり生きる仕事でもあります。本書を通じて、就労支援の魅力を味わっていただけると幸いです。
 本書は第一部と第二部に分かれています。第一部では、わたしサイトウが就労支援の現場に足を踏み入れてからの約十年を振り返ります。第二部は、就労支援に必要な技術についてまとめました。それぞれ深めると一冊の本になってしまうので、詳細は概説書で学んでいただければと思います。またコラムは、webメディアに掲載したもので特に反響があったものを加筆して載せました。就労支援の課題に触れている部分も多く、読みながら考えを深めていってくださると幸いです。
 本書の通奏低音として流れているのは「利用者主体」という想いです。それを感じ取っていただけると幸いです。
 それでは、就労支援てくてく記のスタートです。

目次

はじめに・・・3
第一部 わたしの経験・・・8
入職・・・9
再編・・・14
コラム① 農園型障害者雇用について・・・19
出会い・・・27
熱意・・・31
転機・・・35
コラム② 職業準備性ピラミッドについて・・・40
模索・・・46
原点・・・49
退職・・・・55
コラム③ キャリア教育と居場所・・・58

第二部 就労支援の姿勢・・・65
支援者の姿勢・・・66
面談・・・72
職場開拓・・・76
生活支援・・・80
コラム④ リワーク支援について・・・82
多職種連携・・・89
【手紙】就労支援を始めたばかりの自分へ・・・93
あとがき・・・99

サイズ:A6
製本仕様:無線綴じ
綴じ:右綴じ
背幅:5.3mm

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